1518という漫画が凄い。
なにかを諦めることは、終わりではない。新しい喜びの始まりである。
この大切な事実を、高校の生徒会という地味な登場人物たちが、地味な話の中で、説得力を持って教えてくれる。
特に好きな描写は、生徒会が力を合わせて制作したムービーが上映できなくなってしまうシーンだ。ヒロインは、思い入れのあるムービーを何とか上映しようとするが、ムービー作成の発起人である主人公は、悩むことなく上映を取りやめることを決める。
結果ではなく過程に全てがあること、瞬間を楽しむこと、大切なことを多く学べる良作である